リネンは洗うほど育つ。経年変化の楽しみ方
リネンは、最初に手に取ったときより、半年後・一年後のほうが柔らかくなっています。これはリネン繊維の特性で、洗濯と乾燥を繰り返すことで繊維がほぐれ、しなやかさが増していきます。Marble Fernでポルトガルのリネン工房のストールを扱い始めて3年、お客様から「洗うたびに好きになる」という声をよくいただきます。
リネンの繊維が変化する仕組み
リネン(亜麻)の繊維は、綿と比べて硬く、最初は少しごわついた感触があります。これは繊維の中に含まれるペクチンという成分が原因で、洗濯を繰り返すことでペクチンが徐々に抜け、繊維が柔らかくなります。
色についても同様で、洗いを重ねるうちに少しずつ落ち着いた色合いになっていきます。これを「色が抜ける」と捉えるか「育つ」と捉えるかで、リネンとの付き合い方が変わります。
洗い方で変わる風合い
洗濯機を使う場合は、弱水流(手洗いコースまたはデリケートコース)で洗うと繊維へのダメージが少なく、均一に柔らかくなります。乾燥機は縮みの原因になるため、基本的には使わず、形を整えて陰干しします。
手洗いの場合は、ぬるま湯(30度程度)に中性洗剤を溶かし、押し洗いします。こすらないことが大切です。すすぎは2回、脱水はタオルに包んで軽く押す程度にとどめます。
ストールを長く使うための習慣
ストールは使用後に軽く振って形を整え、風通しの良い場所に掛けておくだけで、次に使うときの状態が変わります。折りたたんで引き出しに入れると、折り目がついてしまうことがあります。
シーズンオフの保管は、洗濯後に完全に乾かしてから、通気性のある布袋に入れます。リネンは湿気に強い素材ですが、湿ったまま保管すると黄ばみの原因になります。
Marble Fernのリネンストールは、購入から1年後に「前より好きになった」と言っていただけることを目指して選んでいます。素材の選び方について、店頭でも気軽に聞いてください。